漏電ブレーカーが落ちた場合は漏電の可能性があります。そのまま使い続けると感電・火災のリスクがあります。この記事の「漏電ブレーカーが落ちた場合の対処法」を確認し、原因が特定できない場合は電気工事士に点検を依頼してください。
「ブレーカーがまたトリップした」「エアコンをつけるたびに落ちる」「最近やたらブレーカーが落ちる気がする」——そんな経験はありませんか?
ブレーカーが落ちる原因は大きく3種類あり、それぞれ対処法が異なります。この記事では、ブレーカーの種類別の原因と正しい対処法・根本的な解決策を、創業65年の電気工事会社がわかりやすく解説します。
1. 分電盤の3種類のブレーカーを理解する
家庭の分電盤には3種類のブレーカーがあります。どれが落ちたかによって原因と対処法が変わります。
分電盤の一番左にある大きなブレーカー。契約アンペア数を超えると落ちる。電力会社が管理しているため、勝手に交換できない。
各部屋・各回路ごとについている小さなブレーカー。その回路で使いすぎると落ちる。「リビング」「キッチン」などのラベルが貼ってあることが多い。
漏電を検知すると自動的に電気を遮断する。テストボタン付きで定期的な動作確認が推奨される。これが落ちた場合は特に注意が必要。
2. アンペアブレーカーが落ちた場合の原因と対処
原因:契約アンペアを超えた
家全体で同時に使用している電気の合計が、契約アンペア数を超えると落ちます。
| 家電 | 消費電力 | アンペア換算(目安) |
|---|---|---|
| エアコン(暖房時) | 800〜1,500W | 8〜15A |
| 電子レンジ | 500〜1,400W | 5〜14A |
| ドライヤー | 1,000〜1,200W | 10〜12A |
| IHクッキングヒーター | 1,400〜3,000W | 14〜30A |
| 電気ストーブ・ヒーター | 800〜1,200W | 8〜12A |
対処法
💡 契約アンペアの目安:一人暮らし30〜40A、夫婦2人40〜50A、3〜4人家族50〜60A。エアコンを複数台使う場合や、IHクッキングヒーターを使う場合は60A以上が推奨です。
3. 安全ブレーカー(子ブレーカー)が落ちた場合
特定の部屋や回路だけブレーカーが落ちる場合は、その回路の電気使用量が上限(通常20A)を超えたことが原因です。
よくある原因
電子レンジ・トースター・炊飯器を同時使用。キッチンは電気消費が集中しやすい。
エアコン専用回路がない場合、他の電気製品と同じ回路を共有して過負荷になる。
タコ足配線・電源タップに複数の大型家電を接続している。
対処法
4. 漏電ブレーカーが落ちた場合の対処手順
⚠️ 漏電は火災・感電の原因になります。手順に沿って原因を特定し、不明な場合は必ず電気工事士に点検を依頼してください。
分電盤の子ブレーカー(小さなブレーカー)を全部OFFの位置にする。
子ブレーカーがすべてOFFの状態で漏電ブレーカーを上げる。この時点でまた落ちる場合は幹線の漏電なので即座に電気工事士に連絡。
1つONにするごとに漏電ブレーカーが落ちないか確認する。落ちた時点でその回路が漏電している。
特定できた回路の電気製品のプラグをすべてコンセントから抜く。その回路の子ブレーカーはOFFのままにしておく。
漏電の原因(電気製品の故障・配線の劣化・結露など)を特定して修繕する必要があります。自己判断での修理は危険です。
5. 頻繁に落ちる場合の根本解決策
使い方を工夫しても改善しない場合は、電気工事による根本的な解決が必要です。
6. 絶対にやってはいけないNG行動
- ✗ブレーカーが落ちるのに無理やり何度も上げ続ける——原因が解消されないまま電気を流すと危険
- ✗漏電ブレーカーをテープで固定して落ちないようにする——漏電を無視するのは最も危険な行為
- ✗分電盤を自分で開けて配線を触る——電気工事士資格なしで分電盤内部を触ることは違法で非常に危険
- ✗タコ足配線でごまかし続ける——発熱・発火の原因になる。根本解決が必要
7. よくある質問(FAQ)
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創業65年・大阪府知事許可取得・近畿全域対応。